【計算でわかる】PCR検査を無作為に行う危険性
2020/05/21
全ての検査に共通していることですが、検査結果が100%正しいとは限りません。
(感度と特異度という数値で表されます。)
そして、検査対象の中での本当に感染している方の割合がとても重要になってきます。
ざっくりと計算してみましょう。
- 感度・・・偽陰性を出さない精度:60〜70%(参考:インフルエンザ迅速検査では62.3%) ※1
- 特異度・・・偽陽性を出さない精度:PCR検査に関しては不明のため、99%と仮定(同98.2%) ※2
- 現感染者数: 約1万人=人口の約0.1%(1,000人に1人が感染している)
例えば、あるグループ(1,000名)全員にPCRの検査を行うと、
①1名の本当のコロナウィルス感染者の検出と
②10名の偽陽性(コロナウィルスにかかっていないのに、検査では陽性となってしまう) ※2
が発生してしまう可能性があります。(1,000名のうち1%の確率で偽陽性が発生するため)
つまり、検査結果が陽性11名の内、10名が本当はコロナウィルスにかかっていない
という事になりかねないのです。(実際は少し数値が違いますので、画面トップから前回のブログからリンクをご覧下さい。)
しかも、本当にコロナウィルスにかかっている方も、30〜40%の確率で陰性(=偽陰性)となってしまい、見過ごされる可能性があり、通常活動に戻った結果、クラスター源になってしまうリスクがあります。 ※1
【まとめ】
医師が診察し、感染をしている可能性ある方に対象を絞ることが必要である、ということなのです。
【前回のブログ】
PCR検査を無作為に行うと陽性的中率が10%未満になってしまう
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